【大問別講評】
第１問＜現代文＞
現代日本の構造改革を論じた、時事的な内容の文章である。本文・設問ともにレベルは例年並み。問２は具体例をあげて説明させる。具体例を思いつけないと厳しい。問９は例によって長文の論述問題である。かなり時間を費やしてしまう恐れがあるので、最後に回した方が得策かもしれない。
第２問＜古文＞
江戸時代の物語である。近世の文章はよく出題されているので、戸惑いはなかっただろう。内容も読みやすくて面白い。問２は「しらみ」そのものを知らなければ答えようがない。
第３問＜漢文＞
有名出典からの出題である。標準的文章で、筋を把握するのに困難はないはず。センター試験の漢文よりもずっと取り組みやすかったと思われる。設問も標準的なもの。ただ問５は適切な説明が求められているので、得点に差が出そう。基本的な漢文の力があればそこそこの点数が取れる問題なので、漢文を苦手とする人は特に漢文に力をいれたい。
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