【全体講評】
試験時間:110分
解答問題数:4
解答形式:記述式
分量・難易(前年比較):分量=変化なし,難易度=変化なし
出題の特徴:全般的に標準的な内容である。力学、波動、電磁気、熱力学から1題ずつ出題される。
【大問分析】
大問1<難易度:標準>
・出題分野・テーマ:力学(動く斜面台上の運動)
・範囲:物理I、物理II
・コメント:
保存則や運動方程式、等加速度運動などを融合した力学の総合問題。
dは台上から見た相対運動を考えるとわかりやすい。
計算がやや煩雑なので計算の要領よさも必要。
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大問2<難易度:標準>
・出題分野・テーマ:波動(弦の固有振動)
・範囲:物理I
・コメント:
弦の固有振動の標準問題。問2の次元解析は経験していれば容易。
後半は物理的思考力が試されるのでやりにくいと感じた受験生も多いだろう。
問4は波長の変化と腹の数の増減を結びつけて考える。
問6はうなりを起こす振動数は2つの可能性があるが、振動数の増減とうなりの増減から
判断する。
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大問3<難易度:標準>
・出題分野・テーマ:電磁気(直流・コンデンサー回路)
・範囲:物理II
・コメント:抵抗とコンデンサーの回路の標準的な問題。キルヒホッフの第2法則、電荷保存則を的確に適用できれば解答できる。問6はいったん最初の状態にもどることがわかれば早い。
難易度:標準
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大問4<難易度:標準>
・出題分野・テーマ:熱力学(気体の状態変化)
・範囲:物理II
・コメント:
定圧、定積変化の問題。問3は熱力学第1法則の活用がポイント。
後半は、状態方程式で解答に使用する物理量に適宜、計算式を書き換えていくことが必要。
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