【概要】
*例年通り,文章読解型の出題で,大問1問・小問2問の構成であった。
*本年度=「問1:200字以内で意見を論述,問2:600字以内で要約・文意把握または,意見の論述(計800字程度)」のパターンとなり,論述文字数が増加と,出題パターンの変化が見られた。
(*昨年度=問1:150字以内で要約,問2:400字以内で意見を論述(計550字程度))
*全体の難易度としては,やや難化した。
【設問分析】
問1:文章中に含まれる「限界状況」という語についての意見と,「『限界状況』をもたらすもの」とその理由を制限字数内で論述させる,やや難しい設問であった。
問2:難易度は標準的であるが,下線部に示された筆者の意見に対し「その意味を述べよ」という,出題意図が伝わりにくい設定の問いであった。このため,受験生は答案を作成するのに戸惑ったであろう。制限字数が600字ということを考えると,単なる出題文章の要約や,文章中から読み取れる範囲内での文意の説明だけでなく,自分の考えも含めて論述するほうが良いと思われるが,問いに曖昧さが含まれるため,不親切な設問といってもよいかもしれない。
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