【全体講評】
解答形式:全問記述・論述式。Ⅰ〜Ⅴのうち3または4題を選択。
分量・難易(前年比):分量=変化なし,難易度=変化なし
特徴:昨年出題されたような計算問題・描画問題は出題されなかった。説明・論述問題の数は昨年より増えた。問題番号ⅣとVは生物Ⅱの選択分野に対応する問題ではあるが,特に履修していなくても,ある程度の得点は確保できる問題となっている。本年度は,問題Ⅳを選択した受験生がやや有利だっただろう。
【大問分析】
問題I<難易度:標準>
・出題分野:酵素反応
・出題形式:空所補充・論述
*論述量がやや多かったが,酵素と基質の反応に関する基本的な知識と実験結果を考察する標準的な問題であった。
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問題Ⅱ<難易度:標準>
・出題分野:恒常性の維持
・出題形式:記述・論述
*コメント:血糖量調節に関する標準的な問題であった。基本的な知識と実験結果を考察する標準的な問題であった。
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問題Ⅲ<難易度:標準>
・出題分野:遺伝情報の発現の調節
・出題形式:空所補充・論述
*コメント:真核生物の遺伝情報の発現に関する問題で,やや戸惑うところもあるかもしれないが,実験・考察問題も含めて全体的には標準的な難易度であった。
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問題Ⅳ<難易度:やや易>
・出題分野:植物の配偶子形成・生活環
・出題形式:空所補充・論述
*生物Ⅰと生物Ⅱの「生物の進化・分類」との融合問題であった。
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問題Ⅴ<難易度:標準>
・出題分野:動物の行動・生態
・出題形式:記述・論述
・コメント:生物Ⅰと生物Ⅱの「生物の集団」との融合問題であった。アリを題材とした実験・考察問題が出題されたが,標準的な難易度であった。
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